思いやりを英語で伝える。“My treat”でつながる会話のきっかけ
「今日のランチ、私のおごり!」――そんなとき英語ではどう言う?
この記事では、ネイティブがよく使う「my treat」の意味・使い方・由来、そして実際によく登場する日常の場面を紹介します。
この記事を読むと学べること:
- “my treat” の正確な意味とニュアンスがわかる
- カフェや旅行先など、日常での自然な使い方を身につけられる
- “It’s on me” “I got this” との違いが理解できる
- ネイティブのリアルな会話フレーズを学べる
- 自分で例文を作る練習を通じて使える英語力を鍛えられる
読むと、「ごちそうするよ!」をスマートに伝えられるようになります。
そして、私にごちそうしたくなります。
目次
- “My treat” の意味とは?
- 由来:なぜ “treat” が「おごる」になるの?
- 使い方:どんな場面で使う?
- 会話例:カフェ・レストラン・旅行先でのリアル英会話
- 似た表現との違い(It’s on me / I got this)
- Q&A:「my treat」に関するよくある質問
- チャンクで覚える “my treat” の使い方
- 例文を作ってみよう
- まとめ:今日から“my treat”でスマートにごちそうしよう
“My treat” の意味とは?
“my treat” は直訳すると「私のごちそう」ですが、実際の意味は「おごるよ」「今回は私が払うね」という意味です。
食事やカフェなどでよく使われます。
例文:
A: Let’s grab some coffee.
B: Sure! My treat.
(A:コーヒーでも飲もうよ。/B:いいね!私のおごりだよ。)
短くても気持ちが伝わる、まさに“ネイティブっぽい一言”です。
★「treat」は「特別なおもてなし」や「ご褒美」の意味もあります。
由来:なぜ “treat” が「おごる」になるの?
“treat” はもともと「扱う」「もてなす」を意味する動詞。
中世英語では “tret” という形で「人を丁重にもてなす」という意味で使われていました。
ここから転じて、
treat someone to something(〜にごちそうする)
という使い方が生まれ、現代ではこの “treat” が単独で「おごり」という意味でも使われるようになったのです。
★ “treat” は「treatment(治療)」や「retreat(後退)」と語源が同じラテン語 tractare(扱う)に由来します。
どんな場面で使う?
“my treat” は食事やカフェだけでなく、ちょっとしたお礼や気分転換にも使えます。
- カフェで:
“You look tired. Coffee’s on me — my treat!”
(疲れてるみたいだね。コーヒーは私のおごり!) - 旅行先で:
“You drove all day. Dinner’s my treat tonight.”
(今日は一日運転してくれたから、夕食は私のおごりね。) - 誕生日など特別な日:
“Happy birthday! Today’s my treat.”
(誕生日おめでとう!今日は私のおごりだよ。)
★ 「金額の大きさ」よりも「気持ちを共有したい」というニュアンスで使われます。
会話例:カフェ・レストラン・旅行先でのリアル英会話
Scene 1:カフェでの会話
A: Do you want to grab a latte?
B: Sure, but I forgot my wallet…
A: No worries, my treat!
(A:ラテでも飲む?/B:うん、でも財布忘れた…/A:大丈夫、私のおごり!)
Scene 2:旅行先で
A: Thanks for showing me around today!
B: No problem. Let’s have lunch — my treat.
(A:今日は案内してくれてありがとう!/B:いいよ。ランチは私のおごりだよ。)
Scene 3:ハンバーガーショップで
A: I’ll get the fries, you get the drinks?
B: Nah, my treat today!
(A:ポテトは私が買うね、ドリンクお願い。/B:いや、今日は私のおごり!)
★ “my treat” は「支払うよ」だけでなく、「今日は任せて」のような軽い好意も含みます。
Scene 4:ジム帰りの会話
A: Great workout today! You really pushed through that strength training.
B: Thanks! Let’s grab a protein shake — my treat.
(A:今日のトレーニングすごかったね!よく頑張ったじゃん。/B:ありがとう!プロテインシェイクおごるよ。)
★ “strength training” は「筋力トレーニング」の意味。ジムやスポーツの会話でも使える便利ワードです。
💡トレーニング後のご褒美プロテイン
筋トレ後の “my treat” にぴったりなのが、
自然な甘さで飲みやすく、タンパク質の吸収もスムーズ。
ジム帰りの「おごりプロテイン」にも、自分への“treat”にもおすすめです。
★ “treat” は「ご褒美」という意味でも使えるので、「自分へのtreat」にもピッタリなアイテムです。
似た表現との違い(It’s on me / I got this)
- It’s on me.:少しフォーマルで丁寧。ビジネスシーンにも使える。
“Lunch is on me today.”(今日のランチは私が出します) - I got this.:カジュアルで「ここは任せて!」という響き。
“Don’t worry about the bill, I got this.”(支払いは気にしないで、ここは任せて) - My treat.:最もシンプルで温かい。友人同士や家族との会話に最適。
★ シーンや相手との関係で言い換えると、より自然な印象に。
Q&A:「my treat」に関するよくある質問
Q1:フォーマルな場でも “my treat” は使える?
→ 基本的にはカジュアルですが、親しい同僚や上司との食事でも自然に使えます。フォーマルな場では “It’s on me.” のほうが丁寧です。
Q2:食事以外のシーンでも使える?
→ 使えます。映画のチケット、カフェのドリンク、旅先のアイスクリームなど、ちょっとしたおごりにぴったりです。
Q3:支払いのあとでも言える?
→ はい。会計後に “It was my treat today!” と言えば、「今日は私の奢りだったよ」というニュアンスになります。
Q4:“I’ll treat you” との違いは?
→ “My treat” は短い決まり文句(=口語的でスマート)。
“I’ll treat you” は「私があなたをもてなします」という少し丁寧な言い方。
★ “my treat” は「恩着せがましくないおごり」を表現するのに最適です。
チャンクで覚える “my treat” の使い方
- It’s my treat.(私のおごりだよ)
- Today’s my treat.(今日は私が出すね)
- Coffee’s my treat.(コーヒーは私のおごり)
- My treat next time.(次は私のおごりね)
- It was my treat today.(今日は私の奢りだったよ)
★ “my treat” の前に名詞を入れて応用できるのがポイントです。
例文を作ってみよう
次のシチュエーションで “my treat” を使うとしたら?
- 友人を映画に誘うとき
- 旅行先でアイスを買うとき
- 同僚と仕事帰りに一杯飲むとき
あなたならどう言いますか?
たとえば:
“You drove today, so coffee’s my treat.”
自分の生活シーンに置き換えて、声に出してみましょう。
まとめ:今日から“my treat”でスマートにごちそうしよう
- “My treat” は「私のおごり!」というカジュアルな一言。
- 語源は「もてなす」を意味する “treat”。
- カフェ・レストラン・旅行先など、日常でよく登場する。
- “It’s on me.” “I got this.” と使い分けるとより自然。
気軽に「おごるよ!」を伝えられる “my treat”。
次に誰かとコーヒーを飲むとき、ぜひ使ってみてください。
English conversation will be a real treat for you!













