「コーヒーは苦いもの」
そう思い込んでいませんか?
もし、砂糖を入れていないのに甘い、まるで紅茶のようなコーヒーが存在するとしたら・・
今回紹介する「ユーゲニオイデス(Eugenioides)」は、そんな常識を覆す存在です。
実はこのユーゲニオイデス、私たちが普段飲んでいるアラビカ種の“親”にあたる伝説的な品種。
コーヒーの歴史を語る上で欠かせない存在でありながら、あまりに希少なため「幻のコーヒー」とも呼ばれています。
この記事では、ユーゲニオイデスという極めて希少なコーヒー品種について、
・何者なのか
・どんな歴史を持っているのか
・どんな味がするのか
・日本や海外で手に入るのか
・英語ではどう紹介されているのか
を、英語学習目線も交えながら解説します。
読み終わるころには、
「幻のコーヒー」と呼ばれる理由が分かるだけでなく、
海外のカフェやコーヒー好きとの会話で、このコーヒーを英語で説明・注文できる表現も身についているはずです。
※本ページにはプロモーションが含まれています
アラビカ種とロブスタ種を簡単に
コーヒーの話をする上で、避けて通れないのが「アラビカ種」と「ロブスタ種」です。
現在、世界で流通しているコーヒーのほとんどは、この2つに分けられます。
アラビカ種(Arabica)
私たちがカフェや自宅で飲んでいるコーヒーの多くは、このアラビカ種です。
- 香りが豊かで、酸味がきれい
- 苦味は比較的やさしい
- フルーティー、フローラルといった表現が多い
- カフェイン量はロブスタより少なめ
スペシャルティコーヒーと呼ばれるものの大半は、アラビカ種だと思って問題ありません。
ロブスタ種(Robusta)
ロブスタ種は、主にインスタントコーヒーやエスプレッソブレンドに使われることが多い品種です。
- 苦味が強く、コクが重い
- 香りは控えめ
- カフェイン含有量が多い
- 病害に強く、大量生産向き
「ガツンとくる苦さ」「眠気覚まし」というイメージは、ロブスタ由来であることが多いです。
この2つの特徴を知っておくと、
これから紹介するユーゲニオイデスが、どれほど特異な存在かがより分かりやすくなります。
ユーゲニオイデス(Eugenioides)とは何者?
結論から言うと、ユーゲニオイデスは
「アラビカコーヒーのルーツにあたる、極めて希少な原種」です。
ユーゲニオイデスは、正式には Coffea eugenioides というコーヒーの原種のひとつ。
普段私たちが飲んでいるアラビカ種やロブスタ種のような“完成された商業品種”ではなく、
コーヒーが今の形になる前から存在していた、いわば原点に近い存在です。
近年の研究によって、
ユーゲニオイデスとロブスタ(カネフォラ)が自然交配し、
アラビカ種が誕生したことが分かっています。
つまりユーゲニオイデスは、
「珍しい変わり種」でも「最新トレンド」でもなく、
私たちが毎日飲んでいるコーヒーの“家系図の根っこ”にいる品種。

あまりに収穫量が少なく、長らく表舞台に出てこなかったため、
今ではコーヒー好きの間で「幻のコーヒー」「伝説の品種」と呼ばれているのです。
では、そのユーゲニオイデスはどこで育てられているのでしょうか。
ユーゲニオイデスの原産地は、東アフリカのウガンダ周辺とされています。
野生種としては、現在でもウガンダの森林地帯などで自生が確認されています。
一方、私たちが「コーヒーとして飲める形」で出会うユーゲニオイデスは、
- コロンビア
- パナマ
などで、ごく少量、研究・実験的に栽培されたものがほとんどです。
名前の由来と歴史|実はコーヒーの祖先
※ 本記事の内容は、コーヒーの品種や歴史を扱った専門書・研究資料を参考にしています。
特に、コーヒーの起源やアラビカ種の成立過程については、以下の書籍が理解の助けになります。
コーヒーの品種の関係や背景をもう少し深く知りたい方には、参考になる一冊です。
参考書籍: 『コーヒーの科学と歴史を体系的に解説した専門書』
「Eugenioides」という名前は、葉の形が Eugenia 属の植物に似ていることから付けられました。
そして最も重要なのが、その系譜です。
近年の遺伝子研究により、
・ユーゲニオイデス
・カネフォラ(ロブスタ)
この2つが自然交配して生まれたのが、アラビカ種だと分かっています。
つまりユーゲニオイデスは、
私たちが日常的に飲んでいるアラビカコーヒーの“親”の一つ。
にもかかわらず、長い間ほとんど注目されてきませんでした。
理由はシンプルで、「味は良いが、量が取れない」からです。
どんな味?|苦味ゼロに近いコーヒー体験
正直に言うと、私はまだユーゲニオイデスを実際に飲んだことはありません。
それでもこの品種がここまで語られるのは、
世界中のロースターや研究者、テイスティングレビューで、
味の方向性が驚くほど一貫しているからです。
そうした情報を踏まえて、ユーゲニオイデスを一言で表すなら、
「これは本当にコーヒーなのか?」
一般的に語られている味の特徴は、次のようなものです。
- 苦味がほとんどない
- はちみつやシロップのような自然な甘さ
- 柑橘や白い花を思わせる香り
- 紅茶に近い軽やかな口当たり
砂糖を入れていないのに甘く感じる、というのが最大の特徴です。
ここで一つ、私自身が最初に少し気になった点を。
「ユーゲニオイデスって、名前的に“匂い”が強そう?」と感じたのですが、
安心してください。
ユーゲニオイデスは香り(アロマ)はありますが、名前由来の強烈なニオイがするわけではありません。
むしろ、白い花や紅茶を思わせる、かなり上品で静かな香りだと表現されています。
さらに重要なのが、ユーゲニオイデスはカフェイン含有量が非常に少ないという点です。
一般的なアラビカ種と比べても、半分以下、品種によってはさらに微量だと言われています。
カフェインはコーヒーの苦味を生む大きな要因のひとつです。
このカフェイン量の少なさこそが、ユーゲニオイデスの驚くほどやさしい甘さと、
「苦味ゼロ」に近い体験を生み出す秘密です。
普段ブラックコーヒーが苦手な人ほど、衝撃を受けるタイプの味のようです。
なぜこんなに希少なのか?
ユーゲニオイデスが市場に出回らない理由は、味ではありません。
完全に「生産側の事情」です。
まず、ユーゲニオイデス自体が抱える難しさがあります。
- 樹の成長が非常に遅い
- 1本の木から取れる実の量が極端に少ない
- 病害に弱く、管理に手がかかる
- 大規模栽培にまったく向かない
では、他のコーヒー品種はどうなのでしょうか。
アラビカ種の場合
アラビカ種も、実は「育てやすいコーヒー」ではありません。
- 高地栽培が必要
- 気温・雨量の影響を受けやすい
- 病害にもそれなりに弱い
それでも世界中で栽培されているのは、
品質と収穫量のバランスが、ギリギリ商業的に成り立つラインにあるからです。
ロブスタ種の場合
一方、ロブスタ種は生産者にとって非常に優秀です。
- 低地でも育つ
- 病害に強い
- 収穫量が多い
- 管理コストが低い
味よりも「安定供給」を重視する場面では、ロブスタは欠かせない存在です。
ユーゲニオイデスが選ばれない理由
この3つを並べると、ユーゲニオイデスの立ち位置がはっきりします。
- アラビカよりも収穫量が少ない
- ロブスタほどの強さもない
- 味は素晴らしいが、商業的なメリットがほぼない
農家目線で見ると、
同じ土地と時間を使うなら、アラビカやロブスタを育てた方が合理的です。
その結果、ユーゲニオイデスは
研究目的や品種保存、
一部の超ハイエンド向けとしてのみ、細々と栽培されてきました。
「希少だから高い」のではなく、
「育ててもほとんど取れないから、結果として希少」。
これが、ユーゲニオイデスの正体です。
[PR] 「リスキリング」が叫ばれる今、ただなんとなく英語を勉強していませんか?
現場で本当に使える英語力を身につけたいなら、4万人以上のデータから生まれた「実践型」のマンツーマンレッスンがあります。
「プレミアムカフェ英会話」のビジネス英語コースは、実際のビジネスパーソンへのアンケートを元に、現場で本当によくある44の場面を教材化しています。
例えば、「外国人上司への進捗報告」「英語面接」「会議の進行(ファシリテーション)」など、明日からすぐに仕事で使えるリアルな内容ばかり。
教科書的な英語ではなく、職場で評価されるための「武器」としての英語を、プライベートレッスンで徹底的に学べます。
「今の仕事で昇格したい」「外資系への転職を狙いたい」という方は、まずは無料体験でその実践的な内容を体感してみてください。
日本で手に入るの?現実的な入手方法
結論から言うと、
「常設ではほぼ無理。タイミング次第」です。
日本では、
- スペシャルティコーヒー専門ロースター
- コーヒーイベント
- 抽選販売や数量限定
といった形で、ごく稀に登場します。
価格帯も現実的ではありません。
一杯数千円、豆なら数万円というケースも珍しくありません。
“日常用のコーヒー”ではなく、
「体験するコーヒー」だと考えると納得しやすいです。


英語ではどう紹介されている?
英語圏では、ユーゲニオイデスは次のように紹介されることが多いです。
- a rare ancestral coffee species
- one of the parents of Arabica coffee
- known for its extremely low bitterness and natural sweetness
味の説明では、
- honey-like sweetness
- tea-like body
- floral aroma
といった表現がよく使われます。
英語での購入方法|海外サイトなら見つかる?
海外では、特にヨーロッパや北米の一部ロースターが、
限定ロットで扱うことがあります。
検索するときのキーワードは以下です。
- Eugenioides coffee
- Coffea eugenioides beans
- rare coffee species
ただし注意点があります。
- 価格が非常に高い
- 国際送料が高額
- 焙煎後すぐ売り切れる
「見つけたら買える」ではなく、
「見つけられたらラッキー」な存在です。
使える英語フレーズで紹介してみる
カフェや会話で使える自然な一文です。
- This coffee has almost no bitterness.
(このコーヒー、ほとんど苦味がないんだ) - It tastes more like tea than coffee.
(コーヒーというより紅茶に近い味がする) - It’s one of the parent species of Arabica coffee.
(アラビカコーヒーの親にあたる品種なんだ)
ここからは、もう一歩踏み込んだ表現です。
- It’s naturally low in caffeine.
(もともとカフェインが少ないんだ) - That’s why it doesn’t taste bitter.
(だから苦味が出にくいんだよ) - It’s extremely rare and hard to find.
(とても希少で、なかなか手に入らない) - It’s more of an experience than an everyday coffee.
(日常用というより、体験するコーヒーだね) - Even many coffee lovers have never tried it.
(コーヒー好きでも飲んだことがない人が多い)
チャンク集|そのまま覚えたい表現
- naturally sweet without sugar
- extremely rare coffee variety
- low bitterness and light body
- a unique coffee experience
単語ではなく、かたまりで覚えると会話で使いやすくなります。
例文を作ってみよう
次の日本語を英語にしてみてください。
「このコーヒーは高いけど、一度は飲む価値がある」
ヒント:
worth trying / at least once
解答例:
“This coffee is expensive, but it’s worth trying at least once.”
ポイント:
worth ~ing(〜する価値がある)は、映画や本、旅行先などをおすすめするときにも使える万能フレーズです。
at least once(少なくとも一度は)をつけることで、「話のネタに」「経験として」というニュアンスが自然に伝わります。
[PR] 英語の勉強中、集中力を保つためにこまめな水分補給は欠かせませんよね。
でも、毎回お湯を沸かしてコーヒーや紅茶を淹れるのはちょっと面倒…という方も多いはず。
そんな時にあると便利なのが「コスモウォーター」です。
テレビCMでもおなじみですが、特に評価されているのが「ボトル交換が楽」な点。
一般的なサーバーと違い、重い水を上まで持ち上げる必要がなく、足元でスライドさせるだけなので、女性やシニアの方でも簡単に交換できます。
サーバーのレンタル料や送料も無料。
勉強のお供に、いつでもすぐに美味しい水や温かい飲み物が用意できる環境を作ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
- ユーゲニオイデスは、アラビカコーヒーのルーツにあたる極めて希少な原種
- 原産地は東アフリカ(ウガンダ周辺)で、現在は中南米でごく少量のみ栽培されている
- 苦味がほとんどなく、はちみつのような自然な甘さと紅茶に近い口当たりが特徴
- カフェイン含有量が非常に少なく、それが「苦味ゼロ」に近い味わいの理由
- 味は優れているが、収穫量が少なすぎて商業栽培に向かない
- 日本でも海外でも流通は極めて限定的で、出会えたら幸運なコーヒー
- 英語では、希少性・低カフェイン・体験価値を軸に紹介すると伝わりやすい
コーヒーも英語も、
「知っている世界」が少し広がるだけで、味わいが変わります。
Try it once, and your idea of coffee might change forever.
-
都市別データ
【データ分析】愛知県と名古屋市の産業構造の違い|名古屋は工場の街ではなかった
-
英語


“What Apple smartphones run on” 答えは? 3文字で答える「スマホの心臓部」【NYT Crossword攻略】
-
英語


“Pounded sticky rice sometimes filled with ice cream” 答えは? 5文字の日本でお馴染みのスイーツ【NYT Crossword攻略】
-
英語


know it cold の意味・使い方・由来|「完璧に把握している」を伝える英語表現
-
英語


“Sharp part of a sword” 答えは? 5文字で表す「剣の鋭い部分」【NYT Crossword攻略】
-
英語


【保存版】SNSで話題の最新英語トレンドまとめ|海外の「今」がわかる必読記事5選
















