「toot your own horn」という表現、直訳すると「自分のラッパを吹く」ですが、意味は「自分で自分を褒める」「自慢する」ということです。英語でも自分をアピールするのは難しいテーマですが、日常会話では意外とよく出てきます。今回はこの表現を、カフェや旅行など身近なシーンを交えて紹介します。
なぜ「自分をアピールする」のは難しいのか
日本人は特に「謙虚さ」を大切にする文化があります。自分で自分を持ち上げるのは、少し気が引けるものですよね。しかし海外では、自分の強みをきちんと伝えることがむしろ評価につながります。
そのギャップが「toot your own horn」を理解する鍵です。
「toot your own horn」の意味と由来
意味はシンプルに「自慢する」「自分の功績をアピールする」。 由来はラッパの音。昔、行列や王様の到着を告げるのにラッパが使われました。
自分で自分のラッパを吹く=自分で自分を宣伝する、という比喩です。
日常生活での使い方:カフェや旅行でのシーン例
- カフェで: 「このカフェ、常連扱いしてもらえるんだ。店員さんに名前を覚えられたよ!」 → “I don’t mean to toot my own horn, but the barista knows my name here.”
- 旅行で: 「今回の旅のプラン、完璧だったでしょ?」 → “Not to toot my own horn, but I think I planned this trip pretty well.”
英会話例文集:自然に聞こえるフレーズ
- “I hate to toot my own horn, but I make the best pancakes in town.”
(自慢するのは気が引けるけど、私のパンケーキは街で一番だよ) - “She doesn’t usually toot her own horn, but she’s a great designer.”
(彼女は普段自慢しないけど、すごいデザイナーなんだ) - “If I may toot my own horn, I got us the best deal on this hotel.”
(ちょっと自慢していい?このホテル、一番いい値段で予約したんだ) - “Not to toot my own horn, but I once ate five burgers in one sitting.”
(自慢じゃないけど、一度にハンバーガー5個食べたことあるんだ) - “He likes to toot his own horn about making perfect coffee, but last time he burned it.”
(完璧なコーヒーを淹れられるって自慢してるけど、この前は焦がしてたよ)
使いすぎに注意!嫌味にならないコツ
「toot your own horn」は便利ですが、多用すると嫌味に聞こえてしまいます。コツは:
- “Not to toot my own horn, but …” など控えめな言い方を添える
- ジョークっぽく軽く言う(食べ物や趣味の話なら笑いに変わりやすい)
- 本当に誇らしい時にだけ使う
チャンク集:覚えておくと便利な言い回し
- Not to toot my own horn, but …(自慢するわけじゃないけど…)
- I don’t mean to toot my own horn, but …(自慢するつもりじゃないけど…)
- If I may toot my own horn …(ちょっと自慢させてもらうと…)
まとめ:自分を上手にアピールしてみよう
英語圏では「自分をアピールすること=能力を見せること」としてポジティブに捉えられる場面が多いです。少しだけ「toot your own horn」を取り入れてみると、会話にユーモアも生まれます。次にカフェで常連気分を味わったときや、旅行の計画がうまくいったときに、ぜひ口に出してみてください。
最後に、私の “toot your own horn” を一つ。
“Toot my own horn, I’ve built a place where I can learn English, practice output, and share it with others on this blog page.”
(自慢させてもらうと、英語を学んでアウトプットし、それをみんなと共有できる場を作れたんです)

