臭いの比較:bad smell, stinky, stench のニュアンスと使い分け
英語で「臭い」と言いたいとき、つい bad smell で済ませてしまいがちですよね。
ところが実は、同じ「臭い」でも ニュアンスによって単語が変わる のです。
今回は bad smell, stinky, stench の3つを取り上げて、それぞれの違いと使い方を紹介していきます。
bad smell:一番ベーシックで無難な表現
まずは bad smell。これはそのまま「悪いにおい」「不快なにおい」という意味で、もっともシンプルで無難な表現です。
- There’s a bad smell in this room.
(この部屋、なんだか嫌なにおいがするね)
特徴は「強さ」を含まないこと。単に「においがよくない」という中立的なトーンで使えます。
誰にでも伝わりやすいので、英語学習者には安心して使える表現です。
stinky:日常的でカジュアルな「くっさい」
次に stinky。これが一番耳にしたことがある、という人も多いはずです。アメリカの友人がよく “That’s stinky!” と言っていて、私も思わず笑ったことがあります。
- My socks are stinky after the long walk.
(長時間歩いたら靴下がくっさい)
ニュアンスは「カジュアル」かつ「軽いノリ」。
子どもから大人まで日常的に使いますが、怒りや深刻さはあまり含まれません。
ちょっと笑いながら「うわ、臭っ」と言って、友達同士で盛り上がれるような、面白く使えて友達の輪が広がるイメージです。
stench:強烈で嫌悪感たっぷりの「悪臭」
最後に stench。これはかなり強烈です。日本語で言えば「悪臭」「鼻をつく強烈なにおい」といった感じ。
- The stench of garbage filled the alley.
(路地裏にゴミの悪臭が充満していた)
この単語はニュースや本でもよく出てきますが、普段の会話ではちょっと大げさに聞こえるかもしれません。
だからこそ、本当に強いにおいを表現したいときに効果的です。
日常シーン別「臭い」フレーズの使い分け
飲食店を除いた、日常でよく遭遇する「臭い」シーンを想定してみましょう。
- ゴミの日を忘れた部屋
There’s a bad smell in the kitchen.
(キッチンが臭うなあ) - 長時間履いたスニーカー
Your shoes are stinky.
(靴、くっさいよ(笑)) - 夏の駅のホームで感じる強烈なにおい
The stench from the drains was overwhelming.
(排水口の悪臭がすごかった)
状況によって単語を使い分けると、表現力が一気にアップします。
旅行や移動中に遭遇する「臭い」表現
旅行中も「臭い」と感じる場面は案外あります。
- 空港のバス停で排気ガスのにおいを感じたら:
There’s a bad smell from the buses. - ホテルの部屋に入った瞬間、古いカーペットのにおいが:
The room smells stinky. Maybe it hasn’t been cleaned well. - ヨーロッパの古い下水道を歩いていて:
The stench from the sewer was unforgettable.
旅の思い出は「いい香り」ばかりではありません。ときには「臭い」も含めてリアルな体験のひとつです。
ジョークで覚えると忘れない・・・はず?
臭いの表現は、ジョークに混ぜると印象に残ります。
私もアメリカの友人と話をしたときによく笑って使っていたのが、こんなジョークです。
“My dog ran away from home. I guess even he couldn’t stand the stench of my gym bag.”
(うちの犬、家出しちゃったよ。たぶん俺のジムバッグの悪臭に耐えられなかったんだろうな)
こういう笑い話に混ぜて覚えると、単語のニュアンスが頭に残りやすいですよ。
Amazonで見つけた“foot soap”のすすめ
「stinky」という言葉を紹介してきましたが、実際に臭いを解決するのも大事。
私が最近試したのが、Amazonで買える 足用の殺菌石鹸。
使ってみた感想はシンプル。
After using this soap, my feet felt incredibly fresh and clean.
(この石鹸を使った後、足が驚くほど爽快で清潔に感じました)
靴を長時間履いた後の「stinky feet(くっさい足)」問題も、この石鹸ならだいぶ解決。
まさに “No more stinky socks!” (もう靴下の臭いは心配なし!)と笑いながら言えるレベルです。
忘れないうちに買わなきゃって方、下のリンクからどうぞ
チャンク集:すぐ使えるフレーズまとめ
- There’s a bad smell …(悪いにおいがする)
- It smells stinky.(くっさい)
- The stench of …(~の悪臭)
- I can’t stand the stench.(悪臭に耐えられない)
- Something smells bad here.(ここ何か臭う)
- That’s stinky!(くっさい!カジュアル)
まとめ:場面ごとに“smell”をアップデート
- bad smell → 無難で中立的な「臭い」
- stinky → カジュアルで日常的な「くっさい」
- stench → 強烈で嫌悪感のある「悪臭」
この3つを使い分けるだけで、同じ「臭い」でも表現の幅がぐっと広がります。
最後に一つ。英語を学ぶとき、たとえテーマが「臭い」でもユーモアを混ぜると学びが楽しくなります。
So, what’s the stinkiest situation you’ve ever experienced?
(あなたがこれまで体験した「最悪の臭い」は何ですか?)