アメリカのSNSでは、「え、Chipotle(チポトレ)がトラベルバッグ?!」
「あのブリトーの店が本気でやってきた!」と驚きと興奮が入り混じった声が広がっています。
フードブランドのコラボは数あれど、“紙袋風トート”や“ボウル専用バッグ”まで作ってしまうのは、正直かなり攻めている。思わず二度見した人も多いはずです。
でも日本では、そもそも Chipotle って何? という人も少なくありません。
実はアメリカでは「今日ランチどうする?」「じゃあチポトレで!」が日常会話として成立するほどの国民的チェーン。その Chipotle が、人気トラベルブランド BEIS と手を組み、11点の“TO-GO Collection”を発表したことで一気に話題に火がつきました。
本記事では、コラボの面白さを“英語表現”という視点も交えながら、旅行好き・英語好きどちらも楽しめる形で紹介していきます。さらに、アメリカ旅行でそのまま使える注文英語やカスタマイズの実践フレーズも充実させています。 旅行先のChipotleで迷わず注文できるようになる内容です。
この記事を読むとわかること
- 日本未上陸の Chipotle がどんな店で、なぜアメリカで圧倒的に人気なのか
- BEIS × Chipotle コラボが話題になった理由とその背景
- 11点の “TO-GO Collection” が持つデザインの意図とユーモア
- “to-go” がアメリカ文化の重要キーワードである理由
- Chipotle でそのまま使える実践的な英語表現(注文・カスタマイズ・反対語など)
- 初心者でも失敗しない、おすすめのカスタム注文例
- 英語学習に役立つ “チャンク表現” が一気に身につく
Chipotle(チポトレ)ってどんなお店?
Chipotle(チポトレ/Chipotle、正式名称:Chipotle Mexican Grill)は、アメリカで絶大な人気を誇る“ファストカジュアル”形式のメキシカンチェーン。日本にはまだ上陸していないため馴染みが薄いですが、アメリカでは「今日ランチどうする?」「じゃあチポトレ行く?」のように、もはや日常語レベルの存在です。
どんな店か一言でいうと:
“自分好みにカスタムできる、ヘルシー志向のメキシカン。”
注文スタイルは“サブウェイ方式”に近く、列に並びながら具材を指定します。
たとえば:
- ベース:白米・玄米・レタス
- タンパク質:チキン、ステーキ、バルバコア(牛)、カーニタス(豚)
- サルサ:マイルド〜激辛まで複数種類
- トッピング:コーン、レタス、チーズ、ギュアカモレなど
組み合わせは数百万通りと言われ、**“世界に一つだけのボウル”**が作れるのが魅力。
さらに Chipotle が人気な理由は、単なるファストフードではない点です:
- 添加物を極力避けた “Real Food” を掲げる
- 肉や野菜のサプライチェーンが透明でクリーン
- 値段と量のバランスが良い(ボウル一つで満腹になる大盛文化)
- ベジタリアン・高タンパク志向の人にも相性が良い
アメリカ人の友人に聞くとよく返ってくるのが:
“Healthy-ish(まあまあヘルシー)、Fast(早い)、Customizable(自由)。だから最強。”
大げさではなく、大学生・オフィスワーカー・アスリートにまで幅広く愛されているチェーンです。
実は私もアメリカで一度食べたことがあり、すっかりお気に入りに。食べたのは chicken tacos に guacamole(ワカモレ/グァカモーレ) をトッピングしたもの。シンプルなのに風味がしっかりしていて、「これはハマる」と即確信した味でした。日本に早く上陸してほしいチェーン店の一つです。

BEIS × Chipotle コラボとは?
今回話題になったのは、女優シェイ・ミッチェルが手がける大人気トラベルブランド BEIS(ベイース/ベイス) と、Chipotle の異色コラボ。
両者が発表したのは、“TO-GO Collection” と名付けられた 11点のトラベルカプセル (公式発表:PR Newswire または Chipotle Newsroom)
“Bringing real food and function wherever fans go”
“リアルフードと機能性を、ファンが行く場所すべてへ。”
コラボ誕生の背景:なぜフード×トラベル?
一見すると「なんでレストランがトラベルバッグ?」と思う組み合わせですが、実はアメリカではよくある潮流です。
背景には:
- Chipotle ファンは若年層が中心で、旅行・ジム・移動の多い生活と相性が良い
- BEIS の“ミニマルで実用性の高いデザイン”が、Chipotle の“リアルでクリーンなフード哲学”とマッチ
- “to-go culture”(持ち帰り文化)がアメリカで根付いている
つまりこのコラボは、現代のライフスタイルを象徴した“食 × 移動”の融合でもあるわけです。
アメリカの “to-go culture” は 20世紀初頭のコーヒーショップ文化に由来します。
11アイテムを詳しく紹介
公式発表によると、今回の “TO-GO Collection” は 見た目のユーモアと、BEIS らしい実用性を両立させた11アイテムで構成されています。コラボの世界観を掘り下げながら紹介します。
(公式発表:PR Newswire または Chipotle Newsroom)
1. TO-GO TOTE(トゥーゴートート)
Chipotle の「紙袋デザイン」をそのまま高級トートバッグに落とし込んだ一品。
耐水性があり、買い物用にも旅行のサブバッグにも使える万能型。
“paper bag look” はアメリカのテイクアウト文化の象徴的デザイン。
2. INSULATED BOWL BAG(保温ボウルバッグ)
Chipotle の burrito bowl を持ち歩くためのバッグ。
内側が保温仕様で、実際にフードを入れても温度がキープされる“攻めた”デザイン。
英語で insulated は「断熱・保温された」の意味。
3. MINI BOWL BAG(ミニサイズ)
上記バッグの小型版。
旅先でのスナックや小物、メイクを入れるのにぴったりのサイズ感。
4. FOIL DUFFLE(ホイルダッフル)
ブリトーを包むアルミホイル(foil)を模したシルバーのダッフルバッグ。
ジム・旅行の両方で使える容量で、視覚的インパクトは今回のコレクション随一。
foil は「薄い金属シート」。Chipotle の象徴カラー。
5. FOIL BACKPACK(ホイルバックパック)
ダッフルと同シリーズ。
軽量で、PCも収納できる構造のため普段使いにも適した万能タイプ。
6. SALSA POUCH(サルサポーチ)
Chipotle のサルサ容器を思わせるデザイン。
ケーブル、カード、小物など“こまごました物”の整理に強い。
7. GUAC PACKING CUBE(ワカモレ・パッキングキューブ)
スーツケースの整理で定番のキューブ。
“guac(ワカモレ)”の名前にちなんだ明るいグリーンで旅の気分も上がる。
guac は guacamole の口語形。英語圏では超日常語。
8. CHIPS ZIP POUCH(チップス・ジップポーチ)
Chipotle のトルティーヤチップス袋を模したファスナーポーチ。
ユーモア強めで、SNS映えがもっとも狙えるアイテムの一つ。
9. TRAVEL WALLET(トラベルウォレット)
パスポート、カード、レシートなど旅の貴重品をまとめる薄型ウォレット。
BEIS の既存シリーズと相性が良いデザイン。
10. TO-GO SLING(トゥーゴースリング)
両手が空くスリングバッグ。
シンプルで、旅行やフェスで活躍する軽量モデル。Chipotle らしいロゴがアクセント。
11. ACCESSORY CASE(アクセサリーケース)
イヤホンやリップ、小物をまとめる小型ケース。
とくにミニマリスト層からの人気が高まりそうなアイテム。
“Chipotle のボウルをそのまま入れられそうな絶妙サイズ”
と話題になったアイテムは INSULATED BOWL BAG を指します。
デザインに込められた “Chipotle らしさ”
プロダクト写真を見ると、Chipotle らしいニュアンスが散りばめられています。
特徴:
- ブリトーホイル(銀紙)を思わせるシルバー系カラー
- BEIS の落ち着いたニュートラルカラーとのミックス
- “to-go bag” の英語的ユーモア
例えば、英語のプレス文で頻出するのがこの表現。
“Wherever fans go”
“ファンがどこへ行こうとも”。
旅するブランド BEIS と、アメリカの移動食文化を象徴する Chipotle が合体した一文です。
“to-go” の意味と英語圏の文化
日本でも“テイクアウト”は定着しましたが、英語では to-go が日常的に使われます。
例:
- coffee to go(持ち帰りのコーヒー)
- a to-go bag(テイクアウト袋)
語源は “ready to go(すぐ持っていける状態)” から派生。
“to-go box” はアメリカでレストランの残り物を持ち帰るときの専用箱のこと。
Chipotle でそのまま使える “to-go” 英語例文
英語学習ブログらしく、ここは実践的に紹介します。
At Chipotle
- “Can I get a burrito bowl to go?”
ブリトーボウルを持ち帰りでお願いします。
Ordering & customizing at Chipotle(実際のカスタマイズ場面)
- “Can I get a bowl with brown rice and chicken?”
ブラウンライスとチキンでボウルをお願いします。 - “Add mild salsa and corn, please.”
マイルドサルサとコーンを追加してください。 - “Make it spicier, please. Could you add hot salsa?”
もう少し辛くしてください。ホットサルサを追加できますか? - “A little less spicy, please. No hot salsa.”
少し辛さ控えめでお願いします。ホットサルサは抜いてください。 - “Can I get extra chicken?”
チキンを多めにお願いします。 - “Extra rice, please.”
ライス多めでお願いします。 - “Can I get guacamole on the side?”
ワカモレを別添えでお願いします。 - “That’s to go, please.”
持ち帰りでお願いします。
Chipotle では辛さ調整(mild / medium / hot)や“extra”指定がとてもよく使われます。
Chipotle では注文をしながらカスタマイズするため、このような短い英文がどんどん役立ちます。
そして何より、どんな組み合わせにするとどんな味になるのかは、正直フタを開けてみるまでわかりません。でもその“ちょっとした賭け”がまた楽しくて、私自身も毎回ワクワクしながらカスタマイズしています。試してみるのも面白さのひとつだと思っています。
For beginners(初めての人向け・無難で美味しい組み合わせ)
- Brown rice + chicken + mild salsa + corn + cheese + lettuce
迷ったらこれ。辛さ控えめで食べやすく、チキンの旨みがしっかり出る王道コンボ。 - White rice + steak + medium salsa + sour cream + cheese
味にパンチが欲しい人向け。ステーキのコクとサルサのバランスが良い組み合わせ。 - Brown rice + carnitas + mild salsa + guacamole
豚肉の甘みとワカモレのまろやかさが最高にマッチする、初心者に人気の組み合わせ。
アメリカ人の定番は“chicken + mild salsa + corn + guac”。まずはここから始めると外れません!
Opposite expression(反対語)
- “for here”(店内で)
例:”Is this to go or for here?”(持ち帰りですか?店内ですか?)
“for here” は to-go の対義表現としてカフェやレストランで必ず聞かれるフレーズです。
チャンク集:そのまま使えるセット表現
- to go with …(…に合う)
- grab something to go(持ち帰りで買う)
- ready to go(すぐ行ける状態)
- on the go(移動中・忙しく動き回って)
例文づくりでアウトプットしてみよう
次の枠を使って、自分の英文を作ってみてください。
あなたのアイデア(日本語)
あなたの英文(to-go を使って)
自分で作った英文は記憶に残りやすく、会話でサッと出てきます。
まとめ
今回の BEIS × Chipotle コラボは、アメリカの“リアルフード文化”と“トラベルミニマリズム”がそのまま形になったシリーズでした。
- Chipotle はアメリカで大人気の“カスタム型メキシカン”チェーンで、日本未上陸ながら知名度・ファンともに非常に高い
- BEIS と Chipotle のコラボは、フード文化とトラベル文化を融合させたユニークな11点コレクション
- 各アイテムには、紙袋・ホイル・サルサなど Chipotle を象徴するデザイン要素が織り込まれている
- “to-go culture” はアメリカの食生活に深く根付いており、このコレクション名とも直結している
- Chipotle では to-go を使った実用的な英語表現が多く、カスタマイズ注文で英語力がそのまま活きる
- 辛さ調整・量の指定・トッピング追加など、英会話初心者でも使いやすいフレーズが豊富
- 初めての人向けの“無難で美味しい組み合わせ”も覚えておくと、安心して注文できる
- チャンク表現(ready to go / on the go など)は旅行・日常会話どちらでも即使える













