大阪に引っ越す人必見|人口データでわかる「今、人が増えている区」TOP5|ランキング

目次

はじめに|大阪に引っ越すなら「データ」から考える

大阪への引っ越しが決まったとき、多くの人が最初に悩むのが「どこに住めばいいのか?」という問題ではないでしょうか。

通勤のしやすさ、家賃相場、治安、子育て環境。調べ始めると、情報が多すぎて逆に迷ってしまうことも少なくありません。

不動産サイトや内見では、利便性や人気エリアといった説明を目にすることが多いと思います。ただ、それが今の人口動向と一致しているかは、別の視点から確認してみる価値があります。

今回は、不動産屋の経験やイメージではなく、大阪市が公式に発表している人口データに注目します。人が実際に増えている街には、必ず理由があります。数字から見える、今選ばれている大阪の街を見ていきましょう。

人口データが示す結論|人が増えている大阪市24区ランキングTOP5

今回使用したのは、2026年1月に発表された大阪市公式の推計人口データです。24区それぞれについて、社会増減(転入数 − 転出数)を独自に集計しました。

この指標は、出生や死亡を除いた「人の移動」だけを表しています。つまり、実際に住む場所として選ばれた結果です。

ランキングは以下の通りです。

※本データは2026年1月時点で公表された推計人口に基づく速報値です。年間を通した人口動向とは異なる場合があります。

1位:東成区(+184人)
2位:西成区(+125人)
3位:淀川区(+125人)
4位:平野区(+115人)
5位:東住吉区(+79人)

図:推計人口・人口異動 大阪市データより作成

※注釈:本記事のデータは、2026年1月発表の大阪市推計人口(速報値)に基づいています。月ごとの変動や季節要因が含まれる可能性があります。

注目したいのは、北区(梅田)や中央区(難波)といった大阪を代表する区が上位に入っていない点です。これらのエリアは利便性が高い一方で、近年は家賃水準が大きく上昇しています。その結果、利便性を大きく損なわず、家賃を抑えられる周辺区へと住み替える動きが出ている可能性があります。では、なぜこの5区に人が集まっているのでしょうか。

データから読み解く|なぜ今、この街が選ばれているの

東成区(+184人)|森ノ宮再開発で評価が高まる都心近接エリア

今回のランキングで最も社会増が大きかったのが東成区です。特に森ノ宮エリアの存在が大きいと考えられます。

森ノ宮は、地下鉄中央線・長堀鶴見緑地線・JR環状線が利用でき、大阪城の東側という立地にあります。中央区や天王寺区へのアクセスも良く、実は非常に利便性の高いエリアです。

近年は再開発も進み、生活環境の評価が上がっています。その一方で、中央区の家賃高騰が続いており、利便性を維持しながら少し外側に住むという選択をする人が増えている可能性があります。

都心に近く、家賃とのバランスを重視したい人にとって、東成区は現実的な候補になりつつあります。

西成区(+125人)|家賃の安さが見直され始めたコスパ重視エリア

西成区は、かつてのイメージだけを見ると意外に感じるかもしれません。しかし、データ上でははっきりと人が増えています。

背景として考えられるのが、星野リゾートの進出をきっかけとした街のイメージ変化や、インバウンド需要による環境改善です。

加えて、西成区は大阪市内でも特に家賃水準が低いエリアです。市内に住みたいが、住居コストはできるだけ抑えたいという層にとって、選択肢としての魅力が再評価されていると考えられます。

コストパフォーマンスを最優先するなら、無視できないエリアと言えるでしょう。

淀川区(+125人)|新大阪を抱える引っ越し定番エリア

3位の淀川区は、新大阪駅を擁するエリアです。新幹線、JR、地下鉄が集まり、関西圏外への移動が多い人にとって非常に便利な立地です。

単身向け物件が多く、短期から中期の引っ越しにも対応しやすい点が特徴です。特に単身での引っ越しの会社員にとっては、今も昔も安定した人気があります。

引っ越しが多い働き方をしている人にとって、データから見ても鉄板の選択肢と言えます。

まとめ|ライフスタイル別に見るおすすめエリア

今回のデータを踏まえ、あなたに合うエリアを整理すると以下のようになります。

単身での引っ越しを考えているなら

  • 淀川区(新大阪へのアクセスを重視したい人向け)
  • 東成区(都心への近さと、日常の暮らしやすさを重視したい人向け)

家賃を抑えて、コストパフォーマンスを重視したいなら

  • 西成区(大阪市内でも家賃水準が低く、住居コストを抑えやすい)

ファミリーで、広さと住環境を重視したいなら

  • 平野区・東住吉区(住環境と家賃のバランスが取りやすいエリア)

「人が増えている」という事実は、それだけ今の暮らし方に合った住みやすさがあることを示しています。広告やイメージだけに頼らず、こうした客観的なデータも参考にしながら、ぜひあなたにとって納得できる街を見つけてください。

※注釈:本記事のデータは、2026年1月発表の大阪市推計人口(速報値)に基づいています。月ごとの変動や季節要因が含まれる可能性があります。

この記事の分析について 実は今回のランキング、Pythonというプログラミング言語を使って、大阪市の公式サイトからExcelデータを自動取得・集計して作成しました。「感覚」ではなく「数字」で見る面白さを感じていただけたら嬉しいです。 (使用ツール:Python, Pandas, Matplotlib)

【Column】今回のキーワードを英語で表現すると?

今回の分析で出てきた「穴場」や「コスパ」といった概念。これらを英語で表現する場合、どのような言葉が適切なのでしょうか。記事のテーマに関連する3つの表現を紹介します。

1. Up-and-coming(これから注目の、伸び盛りの)

ランキング1位の東成区のように、再開発などで評価が上がり、将来性がある街を指す際によく使われる形容詞です。「今はまだ頂点ではないが、急速に良くなっている」というポジティブなニュアンスが含まれます。

例文: Higashinari-ku is an up-and-coming area in Osaka. (東成区は大阪の中で今、注目のエリアです。)

2. Hidden gem(隠れた名所、穴場)

直訳すると「隠れた宝石」。有名な観光地や人気の居住区ではないけれど、実は質が高く、知る人ぞ知る良い場所を指すのに最適な表現です。今回のデータで浮き彫りになった「データ上の優良エリア」は、まさにこれに当たります。

例文: This town is a hidden gem with great access to the city center. (この街は都心へのアクセスも良く、実は穴場です。)

3. Budget-friendly(財布に優しい、お手頃な)

日本語の「コスパが良い」や「家賃が安い」を表現する際、Cheap(安い)を使うと「質が悪い」というニュアンスを含んでしまうことがあります。Budget(予算)に Friendly(優しい)という表現を使うことで、質を否定せず「経済的に合理的である」ことをスマートに伝えられます。

例文: It represents a budget-friendly option for living in Osaka. (大阪に住む上で、そこはお財布に優しい選択肢です。)

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