新しいことに挑戦するとき、いきなり本格的に飛び込むのはちょっと勇気がいりますよね。そんな時にぴったりの英語表現が “test the waters” です。直訳すると「水のテスト」ですが、実際には「様子をうかがう」「試しにやってみる」という意味で使われます。
この記事では、”test the waters” の正しい意味とニュアンス、日常会話からビジネスシーンまで応用できる使い方を、豊富な例文と共に解説します。
最後まで読めば、あなたもこの便利な表現を自信を持って使いこなせるようになりますよ。
「test the waters」って水のテスト?本当の意味とは
“test the waters” は、新しいことを始める前に「ちょっと試してみる」というニュアンスです。

プールに飛び込む前に足だけ入れて水温を確かめるイメージから来ています。つまり、いきなり本格的にやるのではなく、小さく挑戦して様子を見るときに使います。
- I want to test the waters before committing to this project.
(このプロジェクトに本格的に取り組む前に、様子を見たい。) - She decided to test the waters by joining a short English course.
(彼女は短期の英語コースに参加して様子を見ることにした。)
どんな場面で使える?日常会話の例
日常のちょっとした選択にも使えます。

- At a burger shop:
“I’m not sure about the spicy burger. I’ll test the waters with the mild one first.”
(スパイシーバーガーはどうかな。まずはマイルドなやつで様子を見よう。) - At a café:
“I’ve never tried oat milk latte. Let’s test the waters today.”
(オーツミルクラテは初めて。今日は試してみよう。)
こうやって気軽に「お試し」を表現できます。
旅行やカフェでのリアルな使い方シーン
旅先でも「test the waters」は便利です。

- In a hotel:
“I’ll test the waters with a one-night stay before booking a whole week.”
(一週間の予約をする前に、一泊で様子を見てみるよ。) - At a local bar abroad:
“Let’s test the waters with the local beer before ordering the strong cocktails.”
(強いカクテルを頼む前に、まずは地元のビールを試してみよう。)
旅行は初めてのことが多いので、まさにぴったりの表現ですね。
ビジネスでも役立つ「test the waters」
ビジネスシーンでもよく使われます。大きな投資や企画の前に「小規模で試してみる」という意味で使えるので便利です。

- We’ll test the waters with a pilot program before launching nationwide.
(全国展開する前に、パイロットプログラムで様子を見ます。) - Let’s test the waters by offering a free trial version.
(無料トライアル版を提供して、反応を見てみましょう。)
「いきなり本番」はリスクが高いので、この表現はそのまま戦略的な考え方にもつながります。
炭酸水を試してみる=まさに test the waters
ここで少し日常アイテムの紹介。私は最近、炭酸水をよく飲んでいます。最初は「喉に強すぎるかな?」と思って、ほんの一口から始めました。まさに test the waters です。

- I tested the waters with a small bottle of sparkling water, and now I’m hooked.
(小さな炭酸水で様子を見てみたら、すっかりハマってしまった。)
新しい味や商品を試すときも、この表現がしっくりきますね。
英語表現を定着させるチャンク集
- test the waters with ~(~で様子を見る)
- before committing to ~(~に本格的に取り組む前に)
- try a small step first(まずは小さく試してみる)
- see how it goes(様子を見てみる)
もっと表現を豊かに!類義語・対義語も覚えよう
“test the waters” と一緒に他の表現も覚えると、会話の幅がぐっと広がります。
類義語: “dip one’s toe in the water” 直訳は「水につま先を浸す」。
“test the waters” とほぼ同じ意味で使えますが、より口語的で、個人的な挑戦に対して使われることが多い表現です。 I’m not ready to sign up for a full marathon, so I’ll dip my toe in the water with a 5k race first.
(フルマラソンに申し込む準備はまだだから、まずは5kmレースで様子を見てみるよ。)
対義語: “dive in headfirst” 「頭から真っ先に飛び込む」という意味で、「深く考えずに、いきなり本格的に始める」という大胆なアプローチを表します。”test the waters” とは正反対ですね。
Instead of testing the waters, he dove in headfirst and quit his job to start a new business.
(彼は様子見などせず、いきなり会社を辞めて新しいビジネスを始めた。)
まとめ:小さく試す勇気が次につながる
“test the waters” は、日常から旅行、ビジネスまで幅広く使える便利な表現です。いきなり大きな一歩を踏み出すのは怖いときも、まずは軽く試してみることから始めればいいんです。炭酸水の一口のように、小さな挑戦が新しい習慣や発見につながるかもしれません。
次に新しいことに挑戦するときは、ぜひこのフレーズを思い出してください。
Take a small step, test the waters, and see where it takes you.













