Blooketと何が違う?Gimkitを英語学習目線で整理してみた

英語学習の世界では近年、単語帳や問題集だけに頼らない方法として、ゲーム型学習ツールが注目されています。

「Gimkit」という名前を見かけたことはあるけれど、実際にはどんな学習ツールなのかよく分からない──そう感じている人は少なくありません。

Gimkitも、その流れの中で名前が挙がる代表的なサービスの一つです。

ゲームと聞くと「楽しさ重視で学習効果は低いのでは?」と思われがちですが、
Gimkitは、正解するだけでなく、
考えながら選択を重ねていく仕組みが特徴だと紹介されています。

英語学習の分野では、
なぜGimkitのようなツールが注目されているのか。
この記事では、公開されている情報や機能の特徴をもとに、
Gimkitという学習ツールの位置づけを整理していきます。


目次

Gimkitとは?英語学習で使われる理由

Gimkitは、クイズ形式で学習できるオンライン学習ツールです。
一見するとよくあるクイズゲームですが、最大の特徴は「正解するとゲーム内マネーがもらえる」点にあります。

  • 問題に正解する
  • お金が貯まる
  • アイテムを買って有利になる

この流れがあることで、学習が「作業」ではなく「戦略ゲーム」に変わります。
英語の場合、単語・熟語・フレーズ問題との相性が非常に良いです。

ちなみに、学習心理学の研究では「即時フィードバック」が学習意欲や継続性を高めることが示されています。正解・不正解がすぐ分かる仕組みは、学習を前に進める力になります。

なぜ今、Gimkitが注目されているのか

Gimkitが注目されている理由は、ただ楽しいからではありません。

  • 繰り返し解いても飽きにくい
  • 1問ごとに判断と選択が入る
  • 正解率だけでなく戦略も重要

英語学習でよくある「何度も同じ単語を見ているのに覚えられない」問題。
Gimkitでは、
「この問題を解くか、アイテムを買うか」
という判断が入り、脳が受け身になりにくいのが特徴です。

この点は重要で、ゲーム性が加わることで、学習が「やらされるもの」から「自分で進めるもの」に変わりやすく、結果的に能動的学習につながることが、教育工学分野の研究でも指摘されています。

Gimkitでできること|基本機能を解説

Gimkitの基本はとてもシンプルです。

  • 問題を作成・選択
  • ゲームを開始
  • 解答しながら資金を貯める

英語学習向けには、以下のような問題が作れます。

  • 英単語 → 日本語
  • 日本語 → 英語
  • フレーズの穴埋め
  • 会話文の理解

例文:
I’ll have the same thing.
(私も同じものにします)

カフェやハンバーガーショップの英語と非常に相性が良いです。

問題を一度作っておけば、復習用・レベル別などに何度でも使い回せる点も、継続学習しやすい理由の一つです。

KahootやBlooketと何が違う?

よく比較されるのがKahootやBlooketです。

  • Kahoot:テンポ重視、瞬発力
  • Blooket:運要素とゲーム性が強め
  • Gimkit:戦略性と継続学習向き

Gimkitは「正確に解き続けること」が最も重要です。
英語学習では、

  • 勘で当てる
  • スピードだけで押す

よりも、

  • 意味を理解する
  • 例文を思い出す

ことが求められるため、Gimkitは相性が良いとされています(反復学習と即時フィードバックを重視する学習理論に基づく)。

「勝つためには理解が必要」という構造そのものが、自然と復習につながるように設計されています。

Blooketと比較して分かるGimkitの立ち位置

以前、私のブログでは Blooketの徹底解説記事 を公開しました。
(参考記事:https://hi-log-92012.com/blooket徹底解説|英語学習に効果はある?子ども・大/)

実際に両方使ってみて感じたのは、
「学習のフェーズによって役割がはっきり分かれる」という点です。

Blooketが向いている学習フェーズ(入口)

  • 英語に苦手意識がある
  • まずは楽しさ重視で入りたい
  • 小学生〜中学生の導入段階

Blooketは、
「とにかく参加したくなる」「負けても笑える」設計です。
英語学習への心理的ハードルを下げる、入口として非常に優秀だとされています。

Gimkitが向いている学習フェーズ(定着)

  • ある程度英語に慣れてきた
  • 同じ表現を繰り返し使いたい
  • フレーズを自分のものにしたい

Gimkitは、
同じ問題を何度も解くことが“有利”になる設計です。

そのため、

  • チャンク暗記
  • 表現の使い分け

といった、学んだ内容を定着させるフェーズに強いツールだとされています。

Blooketで英語に触れる入口を作り、Gimkitで表現を定着させる、
という使い分けが最もスムーズです。

英語学習にGimkitが向いている理由

Gimkitが英語学習に向いている理由は3つあります。

  1. 繰り返しが苦にならない
  2. チャンクで覚えやすい
  3. 間違いを引きずらない

例えば、次のチャンク。

  • Can I get a cheeseburger?
  • For here or to go?
  • I’m just looking.

何度もゲーム内で出てくることで、
「考えなくても口に出る」状態に近づきます。

ポイントは、単語単体ではなくフレーズ単位で何度も触れる設計にできるため、実際の会話につながりやすくなります。

KitCollabとは?「問題を作る」アウトプット学習

Gimkitには KitCollab(キットコラボ) という機能があります。
これは、参加者一人ひとりが問題を1問ずつ作り、それを持ち寄って一つのゲームを完成させる仕組みです。

この機能の特徴は、
「解く側」から「作る側」に回れる点にあります。

英語学習において、
自分で問題を作る行為は、

  • 単語やフレーズの意味を理解する
  • どこがポイントかを考える
  • 相手に伝わる形に整理する

といった複数の思考プロセスを必要とします。

特に、生徒や子どもが自分で問題を作る場合、

  • 何となく分かっているつもり
  • 覚えたつもり

では通用しません。

そのため、KitCollabは
非常に質の高いアウトプット学習につながりやすい機能だと位置づけられています。

教室で使う場合は、
「今日出てきたフレーズを1つ問題にする」
といった形にすると、
学習内容の振り返りとしても自然です。

家庭学習でも、
親子で問題を作ってからゲームを回すだけで、
「解くだけ」の学習から一歩踏み出すことができます。

学習心理学では
人に説明したり、問題を作ったりする行為が理解を深めることが知られています。
KitCollabは、そうした考え方と相性の良い仕組みだと言えるでしょう。

ゲームモードの特徴

Gimkitには複数のモードがあります。

  • Classic:基本モード
  • Team Mode:協力プレイ
  • Infinity Mode:時間制限なし

英語学習には、Infinity Modeがおすすめです。
時間を気にせず、正確さを重視できます。

ちなみに、時間に追われない設計は、正確さや理解を重視したい英語学習と相性が良いです。

Gimkitの基本的なプレイの仕方|英語学習目線で解説

ここでは、初めてGimkitを触る人向けに、基本的なプレイの流れを整理します。
英語学習として使う場合のポイントも一緒に押さえておきましょう。

1. ゲームに参加する

先生や出題者から共有されたリンク、またはゲームコードを入力して参加します。
アカウントがなくても参加できるケースが多く、導入のハードルは低めです。

ちなみに、名前はニックネームで参加できるため、英語学習でも気軽に試せます。

2. 問題に答えてお金を稼ぐ

ゲームが始まると、英語の問題が次々に表示されます。

  • 正解するとゲーム内マネーを獲得
  • 不正解でもすぐ次の問題に進める

英語学習では、スピードよりも「意味を理解して答える」ことを意識するのがコツです。

3. アイテムを購入する

貯めたお金で、スコアを伸ばすためのアイテムを購入します。

  • 正解時の獲得金額アップ
  • 連続正解ボーナス
  • ミスの影響を軽減する効果

さらに詳しく言うと、どのアイテムをいつ買うかを考える過程自体が、ゲームへの集中力を高めてくれます。

4. 繰り返し解いて有利になる

Gimkitでは、同じ問題を何度も正確に解けるほど有利になります。

  • よく出るフレーズが自然と定着
  • 間違えた問題は次で取り返せる

英語学習では、この「繰り返しが報われる設計」が最大の強みだと位置づけられています(反復学習の効果は多くの教育研究で確認されています)。

ちなみに、間違いを引きずらず、次に活かせる点は学習向きだとされています。

教室/家庭学習それぞれのプレイ手順ミニ版

教室で使う場合(先生・集団学習向け)

  1. 授業のテーマに合わせた英語セットを選ぶ(例:注文フレーズ)
  2. Classic または Team Mode を選択
  3. 1ゲーム10〜15分程度で実施
  4. ゲーム後に、よく間違えた問題を全体で確認

ちなみに、ゲーム後に1〜2フレーズだけ声に出して確認する時間を取ると、学習効果が安定します。

家庭学習で使う場合(個人・親子学習向け)

  1. シーン別(カフェ・旅行など)の問題セットを選ぶ
  2. Infinity Mode で時間を気にせずプレイ
  3. 間違えた問題をメモする
  4. 最後に例文を1つ作って終了

「ゲーム→振り返り→一言アウトプット」という流れを作ることで、遊びで終わらず学習につながります。

Gimkitの対象年齢は?どの学年から使えるのか

結論から言うと、Gimkit自体に厳密な年齢制限はありません。
ただし、楽しめる・学習効果が出やすい年齢層には傾向があります。

小学生(高学年)

  • 英語に少し慣れてきた段階
  • アルファベットや簡単な単語が読める

この層では、
「ゲームとして楽しいかどうか」が最優先になります。
Gimkitはルール理解やアイテム選択が必要なため、
低学年よりは高学年以降の方がスムーズです。

ちなみに、初めは Team Mode で大人がサポートすると安心です。

中学生〜高校生

Gimkitが最も力を発揮する年齢層です。

  • 単語・フレーズ量を増やしたい
  • 繰り返し学習が必要
  • 勝ちたい気持ちが学習動機になる

この時期は、
「理解して覚える」フェーズに入るため、
戦略性のあるGimkitと非常に相性が良いです。

さらに詳しく言うと、テスト前の復習ツールとしても使いやすいです。

大人・社会人学習者

実は、大人にも向いています。

  • TOEICより日常英語を重視したい
  • フレーズを口から出したい
  • 一人学習が続かない

Gimkitは、
年齢よりも「英語レベルと目的」で向き不向きが決まるツールです。

ちなみに、Infinity Mode を使えば、
周りを気にせずマイペースに学習できます。

無料版でどこまで使える?

無料版でも基本的なゲームプレイは可能です。

  • 既存セットの利用
  • シンプルなゲーム

まずは試してみて、
「これは使える」と感じたら有料版を検討する流れで十分です。

英語フレーズ学習に限れば、無料版でも十分に価値を感じられるケースが多いです。

無料版と有料版(Pro)の違い

無料版でできることを一通り試してみて、「もう一段階、学習効率を上げたい」と感じたら有料版(Gimkit Pro)が選択肢に入ってきます。

有料版では、主に次の点が強化されます。

  • すべてのゲームモードが利用可能
  • 課題(Assignments)として配布できる
  • 問題に画像や音声を追加できる
  • 学習データの確認・管理がしやすくなる

料金は個人向けの場合、
月額制と年額制があり、年額の方が割安です。

まずは無料版でプレイ感を確かめ、
「クラスや家庭学習で継続的に使えそう」と感じてからProに移行するのがいいのではないでしょうか

注意点・デメリット

Gimkitは優れた学習ツールですが、万能ではありません。実際に使ってみて感じた注意点・デメリットも、正直に整理しておきます。

ゲーム性が強く、学習目的を見失いやすい

Gimkitは「勝つこと」が強く動機づけされる設計です。
そのため、

  • 早く答えることだけに集中する
  • 意味を考えずに反射で選ぶ

といった状態になりやすい場合があります。

英語学習では「なぜこの答えになるのか」を一度立ち止まって考える時間を意識的に入れることが大切です。

英語音声・発音練習は別途補う必要がある

Gimkitは主に文字ベースの学習ツールです。

  • 発音
  • リスニング
  • イントネーション

といった要素は、自動的には鍛えられません。

さらに詳しく言うと、
問題に出てきたフレーズを声に出して読む、
音声アプリや動画と組み合わせる、
といった工夫が必要になります。

問題の質が学習効果を大きく左右する

Gimkitの学習効果は、
どんな問題を入れるかに大きく依存します。

  • 単語の丸暗記だけ
  • 文脈のないクイズ

ばかりだと、
ゲームは楽しくても実際の会話につながりにくくなります。

ちなみに、
例文やシーンを意識した問題作りをすると、効果が安定します。

長時間プレイは集中力が落ちやすい

夢中になりやすい反面、
長時間続けると集中力が落ちることもあります。

  • ダラダラ続けてしまう
  • 途中から作業的になる

といった状態は、学習効率を下げてしまいます。

さらに詳しく言うと、
1回10〜15分程度で区切り、
「今日はここまで」と終わらせる方が定着しやすいです。

一人で使うと振り返りが不足しがち

一人プレイの場合、

  • なぜ間違えたのか
  • どう言い換えられるか

といった振り返りを省略しがちです。

最後に1フレーズだけノートに書く、
声に出して言う、
といった小さな振り返りを入れるだけで、学習効果は大きく変わります。

ゲームだけに頼らず、
声に出して読む、例文を作るなど、
アウトプットと組み合わせることで、Gimkitは本領を発揮します。

Blooketとのデメリット比較|弱点の違い

ここでは、GimkitとBlooketをあえて弱点だけに絞って比較します。
どちらが優れているかではなく、どんな場面で使いづらくなるかを整理するのが目的です。

Gimkitの弱点が出やすい場面

  • ルールやアイテムの仕組みがやや複雑
  • ゲーム理解に時間がかかる学習者がいる
  • 戦略に意識が向きすぎると英語がおろそかになる

Gimkitは「考える要素」が多いため、

  • 英語そのものがまだ不安
  • ゲーム操作に慣れていない

といった段階では、負荷が高く感じられることがあります。

ちなみに、導入段階では説明を省略しすぎず、
最初はシンプルな設定で使う方が安心です。

Blooketの弱点が出やすい場面

  • 運要素が強く、実力差が結果に反映されにくい
  • 正解し続けても逆転されることがある
  • 復習や定着目的には物足りない場合がある

Blooketは、
「楽しい」「参加しやすい」反面、

  • なぜ正解なのかを振り返らない
  • 何となく終わってしまう

という状態になりやすい傾向があります。

さらに詳しく言うと、Blooketは
その場の盛り上がりや参加意欲を高める用途には強い一方で、
同じ表現を何度も確認したり、
使い分けを意識した復習には別の工夫が必要になります。

弱点から見える使い分けの考え方

  • 英語に慣れていない段階:Blooket
  • 表現を定着させたい段階:Gimkit

どちらか一方に絞るよりも、

  • 最初はBlooketで場を温める
  • 次にGimkitでしっかり覚える

という流れの方が、
学習ストレスが少なく、結果も出やすいと感じています。

ちなみに、
「今日は楽しむ日」「今日は定着させる日」と役割を分けるだけでも、
ゲーム学習はうまく回りやすくなります。

チャンク集|そのまま使える英語

  • I’ll have the same thing.
  • Can I get this to go?
  • That sounds good.
  • Let me think about it.

ちなみに、声に出して言うだけでも、記憶への定着度は大きく変わります。

例文を作ってみよう

次の日本語を英語にしてみてください。

「これにします」
「持ち帰りでお願いします」

正解は一つではありません。

さらに詳しく言うと、正解を当てるよりも、自分なりの言い回しを作ることが、実際に使える英語につながります。

まとめ

  • Gimkitは戦略型の学習ゲーム
  • 英語フレーズ学習と相性が良い
  • チャンクで覚えやすい
  • 繰り返し学習が苦にならない

英語は、完璧に話そうとするより、
まずは使ってみることが大切です。

今日覚えたフレーズを、
次に口に出すのはあなたです。
Learning sticks when you keep showing up and using it.

※本記事は、Gimkitに関する公開情報をもとに、
「繰り返すと覚えやすい」「すぐ結果が分かる方が続きやすい」といった、
よく知られている学習の考え方を参考にしながら内容を整理しています。

【参考にした考え方・読みやすい資料】

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