英語を勉強していると、ある日突然SNSで見かける「聞いたことないのに、なんとなく意味はわかる言葉」に出会うことがあります。最近よく目にする butter skin(バタースキン) も、まさにそれ。
「ツヤ肌? しっとり肌? でも、それだけじゃない気がする…」
この言葉、実は英語らしい感覚表現と、今のスキンケアトレンドがぎゅっと詰まっています。
この記事では、butter skin の意味・由来・どんな肌状態を指すのか、なぜ今トレンドなのかを紹介します。
たとえば「朝の洗顔後に何をどれくらい塗ると butter skin に近づくのか」「どんな状態だと butter skin とは言えないのか」など、できるだけ具体的なイメージが浮かぶように解説していきます。英語表現としての面白さも一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。
この記事を読むとわかること
- butter skin の意味とニュアンス
- なぜ「butter」が肌表現に使われるのか
- butter skin が指す具体的な肌状態
- 男性でも butter skin は目指せるのか
butter skin ってどんな意味?
butter skin は直訳すると「バターのような肌」。もちろん本当にバターが塗ってあるわけではありません。
この表現が指すのは、以下の質感が揃った状態です。
- なめらか
- やわらかい
- しっとりしている
- でもベタベタしていない
たとえば、
- スキンケア後にスマホを触っても画面がベタつかない
- 頬を指で軽く押すと、スッと戻る
- 時間が経っても粉ふきしない
このあたりが揃ってくると、「butter skin に近い状態」と言えます。
英語での定義
英語例文
- My skin feels like butter these days. (最近、肌がバターみたいになめらかなんだ。)
- That moisturizer gives you butter skin. (あの保湿剤を使うと、バターみたいな肌になるよ。)
なぜ “butter” が肌の表現に使われるのか|言葉の由来
英語では昔から butter は「なめらかさ」「抵抗のなさ」「スムーズさ」を表す比喩として使われてきました。これはスキンケアに限った話ではありません。
代表的な表現として、
- buttery smooth(驚くほどなめらか)
- smooth like butter(バターのようにスッといく)
があります。これらは食べ物としてのバターではなく、「溶ける」「広がる」「引っかからない」という質感のイメージを借りた表現です。
この感覚はかなり古く、Merriam-Webster や Oxford などの主要辞書でも buttery は「バターのようななめらかさ・豊かさを持つ」と定義されています。
スキンケア文脈では、この既存の比喩が SNS 時代に再利用され、
- buttery texture(テクスチャー)
- buttery finish(仕上がり)
といった表現を経て、より短く直感的な butter skin という言い方にまとまった、と考えるのが自然です。
butter skin はどんな状態の肌?
butter skin を一言でいうと、「しっかり保湿されているのに、重くない肌」。
具体的には、
- 表面がなめらか
- 指がスッと滑る
- 内側がうるおっている感じ
- テカテカしていない
オイルでギラッと光る肌とも違い、マットで乾いた肌とも違う。その中間の「溶け込むような質感」が butter skin です。
ここで大事なのは量です。英語圏では「塗りすぎ」はすぐに greasy(脂っこい) と言われます。
目安としては:
- 顔なら米粒〜小豆サイズ
- 両頬・額・あごに点置きして薄く伸ばす
なぜ今 butter skin がトレンドなのか
butter skin が広まった背景には、SNS(特に TikTok や Instagram)の影響があります。
- ナチュラル志向: 作り込みすぎない肌が好まれる
- 触感への関心: 「光っているか」より「触り心地が良さそうか」が重視される
- ミニマルケア: 工程を減らし、多機能アイテムで済ませるスタイル
butter skin は男性でも当てはまる?
「バターのような肌」と聞くと女性向けの言葉に聞こえるかもしれませんが、結論から言うと、butter skin は性別を問わない表現です。
メイクの有無や美容意識の高さではなく、あくまで「肌の質感・状態」を指す言葉なので、男性にもそのまま当てはまります。
男性の場合、butter skin と言える状態は次のような感覚です。
- 洗顔後につっぱらない
- ヒゲ剃り後にヒリヒリしない
- 触ると指がスッと滑る
- テカっていないのに乾いていない
見た目はごく自然。でも触ると「ちゃんと整っている」と分かる。このニュアンスが butter skin の本質です。
私が使っている Trader Joe’s Head to Toe Balm
では、実際にどうすれば butter skin になれるのか。ここで、私が愛用しているアイテムを紹介します。
Trader Joe’s Head to Toe Balm です。

名前の通り、顔から体まで(Head to Toe)使えるバームです。アメリカらしい「細かいことは気にしない」感じが、このネーミングからも伝わってきます。

Head to Toe Balm が butter skin と相性がいい理由
バームと聞くと「ベタつきそう」というイメージがあるかもしれませんが、このアイテムはまさに butter skin 向きです。
- テクスチャ: 最初は少し固めですが、体温でスッと溶けて肌に馴染みます。
- 仕上がり: 薄く伸ばすと、テカらずに「守られている」感じが持続します。
- 香り: 強すぎず、毎日使いやすいのもポイント。
私は主に、洗顔後のスキンケアの最後や、乾燥しやすい手、指先・口元に使っています。男性のヒゲ剃り後のケアとしても重宝します。
※入手方法について なお、Trader Joe’s は日本国内に店舗がないため、手に入れる方法は少し限られます。日本で探す場合は、オンラインでの輸入購入や、アメリカに行く予定のある友人・知人にお土産として頼むのが現実的です。もし手に入る機会があれば、ぜひ試してみてください。
英語学習的におもしろい “butter” の使われ方
ここで少し余談です。最近、私が読んでいる書籍が、柚木麻子さんの『BUTTER』です。
スキンケアや英語表現とは直接関係ないようでいて、「butter」という言葉が持つイメージの幅広さを改めて意識させられました。食品としてのバター、質感を表す比喩としての butter、そして小説のタイトルとしての『BUTTER』。同じ単語でも、文脈が変わるだけで受け取る印象は大きく変わります。
英語学習でもこれは同じで、単語を一つの意味に固定せず、「どんな場面で、どんな感覚と一緒に使われているか」を意識すると、理解が一段深くなります。
英語学習のポイント
butter skin は、英語の「名詞+名詞」で状態を表す典型例です。
- butter skin
- glass skin
- glowy skin
形容詞を使わず、名詞を重ねることでイメージを一気に伝える。これは英語らしい発想です。
覚えるときは単語単体ではなく、
- buttery smooth
- smooth like butter
と一緒にチャンク(かたまり)で覚えるのがおすすめです。
まとめ
- butter skin は「バターのようになめらかで、しっとりした肌」を表す
- 由来は buttery smooth など、英語古来の比喩文化にある
- 見た目だけでなく触感まで含むのが特徴
- SNSとミニマルケア志向でトレンド化
- Trader Joe’s Head to Toe Balm は、男性でも使いやすく butter skin を作りやすいアイテム
Smooth doesn’t have to shine — sometimes, it just melts in.
(なめらかさは、必ずしも輝く必要はない。時には、ただ溶け込むだけでいい。)



















